梶間幸建

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    みなさま、こんばんは。

    工務のみずほです。

     

    〇〇の秋なんて巷ではよく言いますが

    皆さんは何の秋でしたか?

     

    食欲

    睡眠

    スポーツ

    芸術

     

    いろいろありますよね。

     

    個人的には、読書の秋だったかな

    なんて思っていまして、

    先日も出先のお店で本を買ってきては

    まだ読んでいないものが段ボールの中に

    眠っていたな…

    なんて若干の後ろめたさを感じながら

    新しい本を手にする今日この頃です。

     

    最近読んだのは、

    ある方のエッセイ集で

     

    アメリカの小説家

    カート・ヴォネガットさんのお話でした。

     

     

     

    カートさん曰く

    ”僕は人生についていろいろペラペラしゃべるのが仕事だけど

    親父から人生において大事なことは1つしか教わっていない”と

     

    それで、その1つとは、

     

    ”みみにとんがったものを突っ込んではいけない”だ。

     

     

     

    と、さらっとそう答えたそうです。

    絶妙な親と子の距離感だなと思いますね。

     

    僕もユーモアのあるくだらないことを言っていたいと

    思いました。

     

     

     

     

     

    さて、皆さんがどんなを過ごされたのか

    とても気になりますが、

    今日も現場リポートを進めていこうと思います。

     

    前回に続いてM様邸より

    建具吊りのお話

     

    建具吊りでは、住宅工事の完成間際にドアをつけていきます。

     

    ドア🚪といってもいろんな種類があるのをご存じですか?

    開き戸

    片引き戸

    引き違い戸

    引き込み戸

    連動引き戸

    観音開き戸

    などなど…

     

    そのご住宅に、用途に合わせたいろいろな建具を

    つけていきます。

     

    例えば、これはクローゼットの収納3連引き戸。

     

     

    ここで、何をしていくかというと

    ただ建具を取り付けて終わりというわけではありません。

     

    建具は、ただ取り付けただけでは枠や床

    ラッチ受けとぴったりなことはあまりありません。

    大工さんが良い仕事をしたとしても木材が

    乾燥収縮によって動いてしまうからです。

     

     

    それは、木造住宅で使用される木という材料が

    生物材料であるからというのが大きな原因かもしれません。

    生きていくうえで水を含んでいた木材を

    カラカラに乾かして、含水率を下げてから

    住宅用の構造体になったり、

    羽柄材になったりするのです。

     

     

    少し難しくなりますが、

    乾燥収縮、膨張には繊維方向、接線方向、放射方向と

    何倍もの差が生まれます。

    これは、乾燥収縮の異方性と呼ばれていて

    木材を扱うことの難しさはここにある

    といえると思います。

     

     

    そこで、建具をつけて

    最適な位置に合わせるという作業が必要になります。

     

    これは、逆光で戸の隙間が均等かを見ています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    T大工さん手によって組み上がったお家、

    大きく調整の必要な部分もなく

     

    今できる一番のぴったりの状態で

    お客様にお家をお渡しできるよう、

    しっかりと調整させていただきました。

     

     

     

    それでは、また。

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