子供が芽生えました
5/25
その日は梅雨入り前で過ごしやすい日和でした。
会社の倉庫で机を並べ
皆さんとお昼ご飯を食べていました。
パートのやっちゃんはいつも
お昼ご飯を空腹に耐えかねて買い過ぎ
この日もデザートのスイカをその場の皆んなにお裾分けしておりま
僕も大好きなスイカ。
ありがたく一欠片頂戴し頬張ると
爽やかでみずみずしい甘さが口の中に広がると同時に
夏の思い出が頭の中を駆け巡りました。
懐かしみつつ
『
と皆さんの会話に花が咲いて居ました。
そして、スイカといえば『種』ですよね。
志村けんさんのスイカを食べる姿を見て
『
そして
やっちゃんから頂いたスイカにも種がポツポツと…。
ふと、田中は思いました。
『撒いたら生えるかな？』
何も調べず、自由研究の様な感覚で
『湿気がある所』
『水が流れる付近』
『水捌けが良いところ』
所々に巻いてみました。
5/30
撒いて5日が経ったころ
何も変化がなかったので
田中： 「…耕してみるか。」
ということで
『水捌けが良いところ』の
雑草を抜き
土を掘り起こし
水が溜まらないように水路を作り
崩れないように土の中から出てきた石で囲いました。
出来た自称「畑」を見てにんまり。
あえて調べずに
自由研究のような感覚で楽しんでおりました。
その後２週間ほど種を見に行かず
強く根付くことを祈っておりました。
（忘れていたとは言えない…！）
6/15
田中： 「そういえば種どうなってるかな？」←忘れてるやん
少しウキウキしながら種を見に行くと
田中： 「ヴォッ！？！？」
そこには
根強く芽生えた二つの芽。
明らかに雑草とは違う
見たことのない葉っぱ。
田中： 「これ…スイカじゃね！？笑」
朝8：45
出社して独りで盛り上がっているところに
同期のたむちゃんが出社してきて
焚武ちゃん： 「一人で楽しそうね～（カシャッ ）」
写真を撮ってくれました。
恐らくこれはスイカじゃろうと思い
その日から毎日出社直後に苗を見に行くのが日課になりました。
6/25
葉っぱが二つに分かれ…
段々大きいくなってきた苗。
しかしここで問題が…。
まさかこんなことになると思っていなかったので
苗と苗の間隔が狭く
葉っぱが重なり
片方の子が小さいままになっておりました。
7/3
田中は小さい方のコスケに相談しました。
田中： 「コスケ…引越ししよっか。」
「コスケが新しい土でも
たくましく、強く育ってくれると
僕は信じてるよ。」
田中にとっても、コスケにとっても
あるいはダイスケにとっても
運命を分ける大きな分岐点となりました。
素早く引っ越しができるように
ダイスケの隣に土地を作り
同じように住処を作りました。
根っこを傷つけないように
緊張で震える素手で土を掘り起こし
コスケを新しい住処へと移しました。
左がダイスケ
右がコスケ
そして今日
7/7
そこには雨にも負けず
しっかりと根を張るコスケの姿。
思わず
「よかったね」
と語りかけてしました。
力強く
スクスク育つこの二つの芽に
愛情が湧いて来ている田中です。
虫に食べられたり
病気になったり
これから降りかかる壁に彼等がどう立ち向かうか
見守って行こうと思います。
そして田中も彼らにしっかりと
向き合っていこうと思います。
どうか
コスケとダイスケを
見守り下さいませ。
またご報告いたします。
では！！！