梶間幸建

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    大好きな寿司屋

    みなさまこんにちは!

     

    最近給料日がきたばかりなのに

    銀行の残高をみたら

    次の給料日まで生きていけるのかな?

    というような貯金額で

    「これは夢に違いない!」と思い

    目を覚まそうとしたら

    ゴリゴリの現実で絶望した男

    村瀨です。

     

    お金がなさ過ぎて

    村瀨の人生が

    終わりそうだったので

    必要経費で取っておいた分の

    現金をあえて使わずに

    クレジット決済をすることによって

    今月を耐え忍ぶ分の

    お金の練成に成功しました!!!

     

     

     

    これからは村瀨のことを

    「お金の錬金術師」とお呼び下さい。

     

     

    そんなお金がない村瀨……

     

     

     

     

    でも大好きなお寿司屋さんには行きたい!

     

    そして村瀨の手元には練成したお金があります!!

     

     

     

     

    答えはわかりますよね?

     

     

    もちろん行きました!!!

     

    大好きなお寿司屋さん「魚心」に!!

     

    いつも通り美味しく寿司を食べていると

    魚心に行くとほぼ毎日寿司を握っているバイト君と

    いつも笑顔の店長がなにやら真剣なお話をしています…

     

     

    少し聞き耳を立てていると

     

    店長「お前のやりたいことをやってこい!!」

    「頑張ってこいよ!」

     

    バイト「ありがとうございます。」

     

    もしかしてバイト君はバイトを辞めて

    海外留学とかするのかな…と村瀨は思いました。

     

    魚心は仕事内容が難しく

    ただでさえ寿司を握れる人が少ないのに

    その中でも一番出来るバイトを

    失ってしまうのです。

     

    それなのに笑顔で送り出してあげる店長…

     

    話が終わりバイト君がお客様に呼ばれて

    振り返る時に村瀨は見ました。

     

    バイト君の背中の魚心のロゴが

    削れてほとんどなくなっているのを…

     

    男は背中で語るとよく言いますが

    これほどその言葉にピッタリの光景はありません。

     

    バイト君の青春がこの魚心と共にあったことを…

     

    感激しすぎて思わず村瀨は

    バイト君に話しかけてしまいました。

     

     

    村「バイトやめちゃうんですか?」

     

    バ「そうなんです。今日がラストなんです。」

     

    なんていいタイミングで村瀨は寿司を食べに来たんだ!

    と思っていたらすかさずバイト君から…

     

    バ「実は今度オープンするメガドンキで

    バイトすることになったんです。」

    「あっちの方が時給がよくて…」

     

    もったいない。村瀨は素直に思いました。

     

    今まで魚心で培ってきたスキルが

    メガドンキに行ってしまうなんて!

     

    ですが本人が決めたことなのでしょうがありません…

     

    お金とはそれほどまでに重要なものなのです。

     

     

    気を取り直して最後にバイト君が一番好きな

    ネタを食べて帰ろうと思いました。

     

    村「お兄さんの一番好きなネタはなんですか?」

     

    バ「うーん…………牡蠣軍艦ですかね(笑)」

     

    村「じゃあそれお願いします。」

     

    バ「わかりました。」

     

     

    バイト君の魚心人生最後に握ってくれた牡蠣軍艦は

    なんだか青春の味がしました。

     

    最後に店長がチラッと顔をだした時に

    バイト君が目頭を熱くさせ店長に一言

     

     

    バ「店長! 今までありがとうございました!!」

     

    深々と頭を下げるバイト君…

     

    それににっこり笑顔を返す店長…

     

     

    まるでドラマを見ているようでした。

     

     

    村瀨もたまらず

    村「ごちそうさまです。めっちゃ美味しかったです。」

    大きな声をだしてしまいました…

     

     

    最後に目があったときに他にもお客様がいるので

    声には出さず頑張って!とエールを送り店を後にしました。

     

     

     

    これからも魚心には通おうと思いました。

     

     

    そしてメガドンキにも…

     

     

     

     

     

     

    話も終わったので最後に出会いと別れの象徴である

    あるシーンの村瀨の写真を載せて締めさせていただきます。

    バーン

     

    これは僕の大好きな漫画

    「ジョジョ○奇妙な冒○」の

    自分の父親との別れのシーンの真似です。

     

    もちろん隣には

    いちゃいちゃカップルがいたので

    奇妙な人を見る目をしていました。

     

    恥ずかしかったので撮影が終わり次第

    徐々にフェードアウトしていきました。

     

     

    では。。。

     

     

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